(栃木)県農政部が6月から始めた短文投稿サイト「ツイッター」のフォロワー数が22日現在、156にとどまっている。
同日の県議会農林環境常任委員会で渡辺さちこ県議(みんなのクラブ)が指摘し、同部は
「PRに力を入れ、ツイッター情報の内容の充実を図っていきたい」
とフォロワー数の拡大に取り組む考えを強調した。
同部は6月18日、より多くの情報をタイムリーに伝えようとツイッターの運用を開始。
食と農に関する情報や放射性物質に関する情報を発信している。
渡辺氏は13万弱のフォロワー数を持つ茨城県農林水産部のツイッターを引き合いに出し、
「多ければ多いほどより多くの人に情報が伝達される」
とただした。
同部の湯沢修次長は
「ツイッターを活用した情報発信を知ってもらうことが必要」
とし、各種会議やパンフレットなどでPRしていくとした。
水沼裕治部長は
「まだ始めたばかりだが、やるなら多くの人に見てもらわないと意味がないので、フォロワー数の拡大に努めたい」
と理解を求めた。
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この理由は明白です。
「お上意識」でtwitterをやっているからです。
twitterでフォロワー数を増やすためには、「情報発信」はもちろん重要ですが、それ以前に
「双方向のコミュニケーション」
を図らなければ。
実際、栃木県農政部のtwitterフォロワー数は、私が見た時点でも170でした。
6月に始めて、2ヶ月でこのフォロワー数。
「怠慢」としか言いようがありませんね。
個人が趣味でやっていたって、1000や2000には増えているでしょう。
それを税金でやっていて、この結果とは。
しかし、それも当然の話です。
何と言っても、県がフォローしているのは、たったの一人。
栃木県の公式キャラクター「とちまるくん」だけなのです。
一般人、下々の市民は、誰ひとりフォローしていないのです。
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一方、記事にも出てくる「茨城県農林水産部販売流通課」のフォロワー数は、なんと約130,000。
この理由も一目瞭然で、ほぼ同じだけの人数を、こちらからフォローしているからです。
「相互フォロー」と言って、twitterをやる人にとっては当たり前の話ですが、要するに「市民とコミュニケーション」する気があるということです。
その証拠に、ちゃんとこうやって、市民からの反応もあります。
どうも、栃木県の役人には、SNSというものが理解できていないようですね。
私が住んでいる「日本一、先進的で開放的な町」足利市のアカウントも同様です。
一般人は誰ひとりフォローせず、しかも「返信はしません」とまで言い切っています。
要するに「お上からのお達し」という立場を貫いているということですね。
このへんの意識を変えなければ、栃木県や足利市が、本当に「先進的、開放的」になることはないのですが、まあ知事か市長が替わらない限りはムリでしょう。
無理な期待をしたり、文句を言っていないで、私たち市民が、twitterやFacebookで情報を発信し、他の自治体とコミュニケーションをとって、地域を変えていくしかないでしょうね。
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