【ブックレビュー】「圧倒的な価値を創る技術[ゲシュタルトメーカー]」苫米地英人

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「ゲシュタルトメーカー」とは、

「物事を俯瞰的に観て、全く新しい発想で自らこの世の中に価値を作り出す人間」

のことだそうです。

実はこの、「ゲシュタルトメーカー」というネーミングそのものが、

「物事を俯瞰的に観る」ことで生まれた「全く新しい発想」で、

「この世に価値を作り出して」いるのです。

だからこの本は、

「すごいタイトル考えたなあ」

と感心し、参考にすれば元は取れます。


そもそも、「物事を俯瞰的に観て、全く新しい発想で自らこの世の中に価値を作り出す人間」みたいな人たちは、もともと世界中に、たくさんいたわけです。

スティーブ・ジョブズもそうだし、ビル・ゲイツもそうだし、松下幸之助もそうだし。

要するに、書店に行って「ビジネスの神様」の棚を見れば、伝記が並んでいるような人たちのことです。

しかし今までに、こういう人たちを「総称」するネーミング、実はピッタリ来るものがありませんでした。

さっきの「ビジネスの神様」というのも、ちょっと違うし。

「成功者」というのは、漠然とし過ぎているし。

「イノベーター」とか「ビジョナリー」というのも、手垢がついているし。

ということで、私たちはなんとなくモヤモヤと、そういう人たちの「捉えどころ」に困っていたのです。


そこに、いきなり「ゲシュタルトメーカー」というネーミングが登場しました。

これでもう、私なんかは「勝負あり」と思ってしまいました。

なんと言っても「ゲシュタルト」という語感が千両です。

まず「ゲシュ」の部分からは、何かがぐしゃっと潰れるような、生理的に嫌な響きと、「ゲシュタポ」「下手人」とか「ゲス」という、目を背けたくなるようなイメージを連想します。

しかし、そのあとの「タルト」からは、いきなりお菓子の甘いイメージや、ワンコの尻尾がくるっと丸まってるところを見るような、可愛らしい感じを想起します。

この二つが組み合わさった「ゲシュタルト」という言葉、かなり強烈なインパクトですよね。

そしてゲシュタルトといえば、「ゲシュタルト崩壊」ということばを聞いたことがある、という人は多いでしょう。

「ゲシュ」が「タルト」して、さらに「崩壊」するんですよ?

なんか、二転三転する猟奇ミステリーのどんでん返しを見るようです。

声に出して言ってみてください、「ゲシュ・タルト・ホーカイ」。

なんか、痛快じゃありませんか?


しかし、じゃあ「ゲシュタルト崩壊」って、何それ?

と改めて問われると、ちゃんと意味を答えられる人はなかなかいませんよね。

このくらい、「何だかわかんないけど、字面と響きにインパクトがある」言葉って、他にはなかなかないと思います。

あるとしたら、「ドッペルゲンガー」くらいではないでしょうか?

ここに目を付けた、苫米地さんはさすがだと思いました。

「ゲシュタルトメーカー」なんてネーミング、一度聞いたら気になって気になって、夜も眠れませんよね。

そして、本書内での説明として、

「ゲシュタルトメーカーとは、物事を俯瞰的に観て、全く新しい発想で自らこの世の中に価値を作り出す人間」

「たとえば、スティーブ・ジョブズやビル・ゲイツ、マーク・ザッカーバーグ」

と言われれば、こちらは「そうかあ」と納得せざるを得ません。

このネーミング一つで、「スティーブ・ジョブズみたいな人」「ビル・ゲイツみたいな人」「マーク・ザッカーバーグみたいな人」たちのイメージが、一つの「かたち」として明確になるのです。

ただの「成功者」「IT長者」と言うより「ゲシュタルトメーカー」より明らかに、こっちの方がインパクトあるし、何よりも、

「僕にもなれるかも?」

という気にさせてくれるところがミソです。

こういうネーミングを一つ考えつけば、あとは出版、セミナー、講演、テレビ出演と、無限に稼ぐことも夢ではないわけです。

私の仕事も、こういう圧倒的な「ネーミング」を考えることなので、苫米地さんの考えてること、言ってることがよくわかります。

圧倒的なネーミングとは、要するに「新しい市場=ブループラネット」を生み出すものなのです。

ちなみに、今までに私が考えたこういうネーミングの中には、(毛色は違いますが)

「ニコチン・アンインストール」

「北見ニクマチ」

「エアグルメ専門店」

などがあります。


ネーミング・コンサル詳細

参考書籍[革命的ネーミング講座]
革命的ネーミング講座 表紙
内容詳細
六本木辰也流・マーケティング&ブランディング・メソッドの集大成。
これからの「フリーランス時代」を生きる個人は、自分の「付加価値」を上げていくしかない。
そのために最も強力な武器「ネーミング」のつけ方を、豊富な実例を交えて解説している。
「六本木」なんて名字に生まれついたせいか、子どもの頃から「名前」に関しては博覧強記ともいえる知識を身につけてきた著者。
さらに、10年以上のブログキャリアの大半を、仲間に対する「名づけ」で盛り上げてきた実績から、現在は日本初の「プロ命名屋(ネーミング・コンサルタント)」として活躍。
多くのクライアントに「値千金」なズバ抜けたネーミングを考え、その後の人生を、未来を変え続けている。
「たった一つのネーミングが、新しい市場を創り、需要を生み出し、顧客を育てる」=「ブルー・プラネット理論」を唱え、誰にもマネできない唯一無二のセンスで、独自のネーミング・ワールドを展開している。
また本書の後半では、個人だけでなく「自治体」にまで新たな付加価値を与え、わずか10日間でYahoo!ニュースにまで取り上げさせてしまった「北見ニクマチ」誕生秘話も、余すところなく記している。
日本全国、すべての自治体がこれを読めば、向こう10年間に「やるべきこと」がすべて分かるようなヒントが満載。
「ネーミング」+「地域活性化」という二つのコンテンツが一冊に詰まって、たったの5千円という激安プライスには、ネーミング・コンサルのクライアントからも「安すぎる」「もっと出し惜しみしろ」と苦情が殺到。
(2012年6月発売 5,000円)
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