タバコがやめられない、最大の理由。
それは、
「根拠のない不安」
です。
「このままタバコを吸わないと、どうなっちゃうんだろう」
「禁断症状が襲ってくるのではないか?」
「そうしたら、仕事にならない」
「イライラして、上司とケンカになっちゃうかも」
「そんなことになったら、クビになっちゃう」
「クビになったら、死ぬしかない」
「死ぬくらいなら、タバコを吸おう」
「スパスパ、ああ、おいち~い」
「ああ、また吸っちゃった……」
と、これが典型的な「禁煙失敗」の図です(笑)。
どれもこれも、すべて「根拠のない不安」ですよね。
そもそも禁断症状なんて、ありゃしないのに。
そんな「ないもの」におびえて、勝手に不安になっているだけです。
これを私は、ニコアン・カウンセリングでは、
「足のつくプールで溺れる人」
と、表現しています。
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足のつくプールや海で溺れる人、実際にいます。
なぜ、足がつくのに溺れるのか?
簡単です。
「慌てる」からです。
冷静になって、落ち着いて、よくよく考えれば、
「なんだ、足がつくんじゃん」
と、分かるはずです。
もっと言えば、仮に足がつかなくたって、
人間の体は「溺れないようにできている」のです。
こちらの記事を読んでみてください。
溺れた時「助けて」と叫んではダメ。ではどうすれば?
読むと分かりますが、人間の体って、水に浮くようにできているのです。
そして、力を抜いて落ち着けば、必ず「鼻と口」は、海面から上に出るのです。
呼吸さえできれば、死ぬことはないですよね。
ところが「根拠のない不安」に襲われた人は、慌ててバタバタしてしまう。
すると「がぼっ」と水を飲んで、溺れてしまうのです。
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「禁煙失敗」する人に、似てると思いませんか?
たかがタバコをやめたくらいで、死ぬ人は一人もいないのですよ。
それなのに、
「どうしよう、どうしよう」
と、根拠のない不安でジタバタする。
すると、足がつくのに、溺れちゃうのです。
安心してください。
あなたは絶対に、溺れません。
タバコをやめても、死にません。
ちょっとは不安になるけど、大丈夫なのです。
絶対に、足がつくのですから。
呼吸はできるのですから。
こう考えて、深呼吸してみてください。
「根拠のない不安」
これさえなくなれば、タバコなんてやめるのは簡単なんです。
あなたが「禁断症状」だと思って、おびえているもの。
その招待こそ、この
「根拠のない不安」
なのですから。