昔から、キツネやタヌキは「人を化かす」と言われています。
夜の山道を歩いていると、親切な人が家に泊めてくれます。
が、実はこの人たち、キツネやタヌキが化けていて、人間をダマそうとしているのです。
化かされた人は、どうなるのか?
まず、お風呂に入れてもらえるのですが、実はこれは「肥だめ」です。
さらに、饅頭やお蕎麦を食べさせてくれますが、これも実は「馬フン」と「みみず」なんです。
ダマされた旅人は、それにも気づかず
「うまいうまい」
と、ぜんぶ平らげてしまうのでした。
これで「ダマされた!」と気づけば、腹も立つし、気持ちも悪くなるでしょう。
でも、ダマされている最中は、まったくそんなことは思いません。
「お風呂が気持ちいいなあ」
「饅頭はおいしいなあ」
と、幸せに浸っているのです。
この様子が、まさにそっくりなのですよ。
「タバコ」を吸っている人の様子に。
財務省とJTにダマされた人は、
「タバコは美味しいなあ」
「嗜好品だからなあ」
「ストレスが解消するなあ」
と、喜んで吸っています。
しかし、実はそれって……。
肥だめに浸かりながら、馬フンやミミズを食べているのと同じなのです。
いまの人なら、
「事故を起こした原発の中で、放射能を深呼吸している」
と言えば、さらに分かりやすいでしょう。
でも、タバコを吸っている最中は、絶対にそんなこと、気づかないのです。
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と、中学校や高校で「禁煙啓発」の話をするのなら、
このくらいの内容にしたほうが、分かりやすいんじゃないでしょうか?
「ガンになる」
「心筋梗塞になる」
なんつったって、子どもにはピンとこないんだから。