「甘いもの」もアンインストール?(3)

にほんブログ村 健康ブログ 禁煙へ  ブログ王ランキングに参加中!

12月27日(金)東京で講演会をやらせていただきます。

テーマは「やめられない人たちへ」ということで、

・専門の「タバコ」はもちろん、

クスリ(向精神薬など)

甘いもの(ダイエットのため)

「やめる」方法についても、ちょこっと触れるつもりでおります。

1295479905_f01a7f84c0_b

前回では、ニコチンおたくがタバコをやめられないのは、

ある意味「催眠術」にかけられているから、という話をしました。

 

そして、その催眠術にかけるための呪文として

1・「タバコは嗜好品です。」

2・「タバコを吸うと、ストレスが解消されます。」

3・「タバコをやめると、禁断症状で苦しみます。」

と、この3つを紹介しました。

 

そして実は、タバコに限らず「うつ病」だとか「甘いもの」への依存も

同じような「ことばの魔法」によって催眠術にかけられているのです。

 

そのことを理解してもらうために、

まずは私の専門である「タバコ」の3つの呪文について、

詳しく説明していきましょう。

….*…..*…..*…..*…..*…..*…..*…..*…..*…. *…..*….

 

まず、

1・「タバコは嗜好品です。」

 

これはもう、タバコを吸っている本人はもちろん、

吸ったことのないほとんどの人も、そして医者でさえも

「タバコは嗜好品」

「吸うのは人の好きずき」

だと、催眠術をかけられています。

 

その結果、

「まあ、個人の好き嫌いだから」

「吸うのは個人の自由だけど」

「周りの人に迷惑かけないように」

「マナーさえ守れば」

という、リベラルな意見も生まれてくるのです。

 

つまり、自分も周りも「嗜好品」という言葉に縛られてしまうため、

「好きなモノはやめられないよね」

「好きなモノ我慢してまで、長生きしたくないよね」

「ちょっとぐらい、いいよね」

「他人の人権も尊重しなくちゃね」

と、タバコに対して非常に「寛容」になってしまうわけです。

 

これがまず、タバコに「依存する」原因であり、

そして「やめられない」原因でもあるのです。

 

….*…..*…..*…..*…..*…..*…..*…..*…..*…. *…..*….

 

ところが、ここで先入観を一度捨て去って、

虚心坦懐な目でタバコを見てみると、とうてい

「嗜好品」

とは呼べない、ということに気がつきます。

 

まあ、狂信的なニコチン・ヘイト、過激なニコチン・シェパードの皆さんに言わせれば、

「死に向かうから、死向品」

ということになるのでしょうが、これでは単なるヒステリックな悪口なので、

「ちょっと特殊な教義のひと」

と思われてしまうため、得策ではありません。

 

ここでは、もっと冷静に、タバコでも一服して(冗談です)、

「本当にタバコは嗜好品なのか?」

について、考えてみましょう。

 

….*…..*…..*…..*…..*…..*…..*…..*…..*…. *…..*….

 

そもそも、「世界の四大嗜好品」とは、

(JTのwebサイトによれば(笑))

「酒、茶、コーヒー、たばこ」であるそうです。

 

さて、この4つを、同じ「嗜好品」として、ひとくくりにしていいものかどうか?

 

その分析については、また次回に。

 

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です