受動喫煙、働く人の2人に1人 企業の2割が対策とらず

私は、スピリチュアルな意味での「言霊」なんてのは信じちゃいませんが、

「ことば」が人間に与える影響というのはあると思いますし、

実際に活用しています。

 

「ネーミング・コンサルタント」という仕事も、言葉から生まれるイメージや、

その言葉に含まれるパワー、エネルギーを存分に利用するからこそ、できることです。

「ニコアン(ニコチン・アンインストール)」で、クスリにも頼らずカンタンにタバコがやめられるのも、

「禁煙」というネガティブなイメージの言葉を、

「ニコアン」とポジティブに言い換えたこと。

これが、最大にして唯一の「発明」なわけです。
つまり私は、「ニコアン」という言葉を流行させることだけで、

たったそれだけのことで、日本人の喫煙率は下げられると思っています。

 

さて、問題は「受動喫煙」です。

これもまた、ネガティブな、意味のわかりにくい言葉です。

いつまでも社会や企業での「受動喫煙対策」が進まないのは、

ひとえにこの言葉の「わかりにくさ」から来ていると、私は思っています。

 

だから私は「ニコアン」の中でも、受動喫煙のことは

「煙のリンチ=ケムリンチ」

と言ってはどうか? と提案しています。

 

また、最近の時事ネタを取り入れるなら、タバコの煙のことを

「汚染煙」

と言い換え、

「おたくの会社の受動喫煙対策は、充分とは言えない」

というのではなくて、

「おたくの会社では、汚染煙がアンダー・コントロールされていない」

と言ってはどうでしょうか。

たったそれだけのことで、タバコの煙が「他人の命にも関わる」ということが、

(実際、その通りなのですが)

具体的にイメージできるのではないか、と思うのです。

 

と、こんなことを言っても、受動喫煙対策に血道を上げている

「ニコチン・ヘイト」の人には、通じないでしょうね。

 


受動喫煙、働く人の2人に1人 企業の2割が対策とらず

 

働く人の2人に1人が、他人のたばこの煙を吸わされる「受動喫煙」を職場で体験しているとの調査を厚生労働省がまとめた。

対策をとる企業が増えたことで5年前調査の3人に2人よりは改善したが、いまだに2割近い職場では受動喫煙対策がとられていない

2012年の「労働者健康状況調査」でわかった。

従業員10人以上の1万3332事業所と、そこで働く1万7500人が対象。

昨年10月末時点で、事業所の69・6%、労働者の56・7%が答えた。

2013年9月23日

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