注目すべき点はここ。
「分煙化や敷地内禁煙などの喫煙対策を実施している事業所は、全体の96.8%」
で、実施していない2.8%の理由は、
「苦情がない」
「理由はない」
つまり、
「禁煙にする必然性を感じない」
ということです。
あれだけ健康に悪い、と騒がれているタバコですら、この認識。
となると、
「砂糖を摂るのはやめよう」
なんて、なおさら「必然性」がないですよね。
予防にしても啓発にしても、
「必然性」
を高めることが重要で、害のアピールなんてその後ですよ。
喫煙率、30代が最高…山梨
山梨県は9日、県内の事業所などを対象に行った喫煙対策実施状況の調査結果を発表した。それによると、常時、たばこを吸う人の割合を示す喫煙率は、男性が28.7%(前回調査比3.2ポイント増)、女性が8.4%(同0.2ポイント減)となった。
調査は1990年から2年に一度、県が行っており、今回の調査は2012年11月~12月に行った。国や県の出先機関、市町村役場、学校、病院、従業員50人以上の事業所計1112か所の従業員を対象に実施し、715施設の男女計6万3419人から回答を得た。
年代別で喫煙率を見ると、30歳代が男性は32%、女性は10.1%で、最も高かった。県健康増進課では「この世代は周囲に子どもや妊婦の多い世代で、受動喫煙による悪影響も大きい」と、この傾向を問題視している。
また、分煙化や敷地内禁煙などの喫煙対策を実施している事業所は、全体の96.8%と高かった。未実施率は全体の2.8%で、施設別では、大学・短大が10%と未実施率が最も高かった。未実施の理由は「苦情がない」「理由はない」との回答が多かった。
県は今回の結果を受け、「若い世代の禁煙を進めるため、子どもへの受動喫煙の影響などを周知するポスターの作成などを引き続き進めたい」としている。
(2014年1月10日 読売新聞)