世界禁煙デー(31日)を前に広陵町職員(208人)全員が、禁煙の誓いを達成した。
3期目で、今期限りで退任する平岡仁町長(72)は昨年から「健康に悪影響を与える」として、管理職員を中心に禁煙を強く提唱。
禁煙が順次、進んできた。全員の宣言に対し、6月3日に町長が表彰状を渡すという。
平岡町長は20年間、喫煙していたが、1993年の助役就任時に禁煙した。
当時の町長から「職員がたばこをやめるよう徹底してほしい」と依頼を受けた。
特に禁煙運動を推進するようになったきっかけは昨春、長年喫煙していた部長が定年退職した後、がんで亡くなったからという。
平岡町長は「禁煙はがん、循環器病など、生活習慣病を予防する上で重要。『自らの健康』と『きれいな空気』のため禁煙を提唱している」。
まずは課長級以上の管理職に呼びかけ、喫煙していた11人が禁煙した。
今年2月1日に町長から表彰状が渡された。
30年以上喫煙していた管理職は「妻に禁煙を言われたができなかったが、町長の前で禁煙を宣言したらできた」と言い、家族も驚いているという。
5月15日には、喫煙を続けていた職員15人に禁煙の徹底を求めていた。
受動喫煙の健康被害も多く報告され、町内の小・中学校にも禁煙を提唱。
同町は2月に医師を招き、町民や一般職員を対象に研修会を開くなど、町一丸で禁煙を推進している。1月から禁煙している池端徳隆・町生活部長(51)は「つらかったが『やめる』と宣言したので、たばこやライターを捨てた。健康的になったと思う」。
同町のたばこ税収入は年間1億8000万円あるが、平岡町長は「税収はありがたいが、職員の健康が何より大切だ。たばこは百害あって一利なし。クリーンな職場環境になり、一生懸命仕事ができるのでは」と話している。【山本和良】
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