この時期になると、日本各地で「お祭り」や「花火大会」が行われているようです。
と、先日ふと、こんなことを思いました。
「納涼祭」とか「花火大会」って、いつまでやるんだろう?
いま、全国の地域は、景気が悪かったり、若者が減ったりで、経済的にそうとう苦慮しています。
ですから正直、花火大会のスポンサーを集めたり、ゲストを呼んだりするのは、自治体にとってもかなり厳しいのではないでしょうか。
かつて、リーマンショックの直後とか、東日本大震災のあった昨年の夏などは、
「自粛」
という名目で各地の花火大会が中止されましたが、あれは一つの「口実」だったのではないか、と思っています。
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まあ、この考えが合っているかどうかは、主催者でもないので分かりません。
が、一つだけ言えるのは、
「いま、当たり前だと思っているものが、いつか無くなっても不思議ではない」
ということです。
たとえば、いまや「レコード」売ってるお店は、ホントにマニア向けを除けば「皆無」ですよね。
いまの二十歳以下の若者たちは、レコードなんて親の部屋でしか見たことないでしょう。
だから「レコード屋さん」という呼称も、すでに通用しないし、なら「レコード大賞」はどうなのかと。
去年のレコード大賞はAKB48、その前の3年間はEXILEでしたが、彼らじたいが「レコード」なんて、見たことも聞いたこともないでしょう。
だったら、来年からのタイトルは「CD大賞」にするか? それとも「ダウンロード大賞」にするか?
いや、それ以前に、もはや「国民的な音楽大賞」なんてもの自体が、いまの日本には存在しないのですから、番組そのものがいつ無くなっても、少なくとも私たちは一向に困らないわけです。
ここ数年は持ちこたえるでしょうが、8年後の2020年には「レコード大賞」は、無くなっている。
私は、そう予測します。
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そして、こうやって考えると、「いつ無くなってもおかしくないもの」は、他にもたくさんある、ということです。
私は「納涼祭」とか「花火大会」も、その一つだと思っています。
今の若者は、あんな蒸し暑い人混みの中で、どかどかうるさいだけの花火を見るより、ゲームセンターやコンビニでナンパするほうが、よっぽど楽しいに決まっています。
そういえば「ディスコ」もいつの間にかなくなり、今では「クラブ」ですが、これだっていつまで残るかわかりません。
そして「町の映画館」も、いまや「ある方が不思議」になってきました。
ほとんどが大きなシネコンで、普通の子どもが映画を見に行くのは、正月と夏休みの「ポケモン」だけです。
それに、変な映画館に行くよりも、自宅でもよっぽど立派なホームシアターが組めますからね。
これからはもう、ハリウッドの新作でさえ、「封切り」のその日に、家でダウンロードして見られるようになるでしょう。
ということで、2020年には「映画館」も無くなっているでしょう。
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さて、2020年、他には何がなくなっているでしょう?
私の希望は、いじめと汚職と、天下りがなくなっていればいいなあ、と思います。
でも「無くならないでほしいなあ」と思うものは無くなるのに、「無くなればいいのに」と思うものほど、無くならないんですよね。
そして、あなたがいま携わっているものが、2020年には「無くなる」と覚悟できれば。
明日からの行動も、変わってくるでしょう。
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