整体・整骨・接骨など、セラピストを何人もコンサルしていますが。
「おたくの売りは?」
と聞きますと、ほとんど全員がこう答えます。
「痛いのを治します」
いや、それ「売り」じゃないので。
それは「当たり前」と言います。
痛いのを治すのは「できて当たり前」なので、それ以外の売りを聞いてるわけです。
これはたとえば、飲食店という業態に置き換えた場合、
「おたくの売りは?」
「空腹を満たします」
と答えてるのと同じ。
だったら、腹が膨れれば、もう用はないわけです。
次に腹が減ったら、また別のお店に行くだけです。
同じように、「痛み」さえ治まれば、もう用はないわけです。
次に痛くなったら、とりあえず近くのセラピーに行きます。
しかし、こういう人に限って
「予防が大事」
とかいうわけですが、この場合の予防というのは、
「空腹になる前に、来てください」
というのと同レベルの発想。
普通の人は、腹が減ってから、腰が痛くなってから、どこに行くかを考えます。
「予防の大切さ」
なんかいくら唱えても、学校の先生の説教と同じ、ただのお題目です。
さて、こういう状態の人をコンサルで変えていくわけですが、やり方はケースバイケース。
ですが、基本的な考え方としては、
「マイナスをゼロにするのが凄いのではなく、ゼロをプラスにするのが凄い」
という考え方を取り入れてもらいます。
そして次には、
「マイナスを一気にプラスにする」
というイメージを作っていくのです。
具体的には。
「痛いのを治します」
これでは、単に「マイナスをゼロ」にするだけです。
では、治った後は、どうなるのか?
こっちだけを考えて、アピールすればいいわけです。
たとえば、
「前より早く走れるようになった」
「重いものを持つのがラクになった」
「仕事の効率が上がって収入が増えた」
と、なんでもいいのですが、これが
「ゼロをプラスにする」
ということ。
そして。
「他と違う」
ことをアピールしたいなら、この「ゼロからプラス」の部分
「だけ」
を強力にアピールすべきです。
….*…..*…..*…..*…..*…..*…..*…..*…..*…. *…..*….
次に「マイナスを一気にプラス」ですが、これは実際にコンサルしないと伝わりません。
が、ちなみにいうと。
「マイナスをプラスに」
できる人のところにだけ、
「予防したい」
という人が集まってきます。
….*…..*…..*…..*…..*…..*…..*…..*…..*…. *…..*….
あ、もう一ついいですか?
「もっと早く来てくれればよかったのに」
「ちゃんと予防しておけばいいのに」
これは、ド三流のセリフです。
そんな人のマイナスをゼロに、そしてプラスにするのが、一流です。
