揺れる禁煙足立区 昨年4月から全区施設内で実施

「昨年八月、「八十二歳の愛煙者」を名乗る人物が区役所敷地内に喫煙所設置を求め区議会に陳情。」

これは、特攻隊の生き残りのような「愛国者」ですね。

80歳を過ぎても、せっせとお国のために納税するなんて……。

足立区役所敷地内(後方)に喫煙所が無いため道路を隔てた灰皿が設置されている場所でたばこを吸う愛煙家たち=東京都足立区で

●揺れる禁煙足立区 昨年4月から全区施設内で実施

昨年四月に屋外を含む区施設の敷地内を全面禁煙にした東京都足立区が揺れている。

全国でも先進的な取り組みだったが、昨年八月に愛煙家が区役所への喫煙所設置を求め陳情、今年三月に区議会が採択したからだ。 (奥野斐(あや))

区役所向かいのたばこ店。

区役所の敷地内で吸えなくなってから訪れる人が増えたという。

 

昼すぎ、喫煙者が入れ代わり立ち代わり、十人ほどが灰皿の前に並ぶ。

二十代の男性は「敷地内に一つは喫煙所があった方がいい。外で集団で吸っていると目につくし、区のイメージが悪くなるでしょ」と苦笑した。

 

区は二〇〇六年、歩きたばこを禁止。受動喫煙防止のため厚生労働省が三年前に出した通知を受け、区民事務所や学校など、できる所から禁煙にした。

一昨年四月には区の施設内を禁煙化。

昨年四月、敷地内全域に広げた。

それを機に禁煙した職員も多いという。

 

周知を図るため段階的に禁煙化を進めたが、区役所玄関の外にあった灰皿が撤去されると、喫煙所を求める声や「区役所敷地外での路上喫煙が増えた」との苦情が出てきた。

昨年八月、「八十二歳の愛煙者」を名乗る人物が区役所敷地内に喫煙所設置を求め区議会に陳情。

五回の総務委員会では賛否両論が出たが、三月の本会議で賛成四十三、反対一で採択された。

 

陳情に拘束力はないが、戸惑ったのは区庁舎管理課。

「副流煙はあり、分煙は完全な受動喫煙対策にならない」との姿勢を貫く一方、役所の近隣に煙が広がる現状も把握している。

喫煙所を設置する場合の費用や場所を調べ、住民や喫煙・非喫煙者双方に意見を聞き検討しているが、佐藤進一課長は「両者の納得する答えがなかなか見つからない」と頭を抱える。

 

日本は〇四年に「たばこの規制に関する世界保健機関枠組条約」を批准。

厚労省は公共施設の原則禁煙化を求める通知を出したが、対応は各自治体に委ねている。

産業医科大(北九州市)の大和浩教授によると、本庁舎の敷地内が全面禁煙なのは、今年三月現在、全都道府県と県庁所在地、政令市、特別区の百二十一自治体のうち足立区、大阪府、大阪・福島・神戸市の五自治体のみだという。

東京新聞
 


愛煙家と呼ばれるほどのバカでなし

「愛煙家」というのは、国がニコチンおたくをおだて、もっともっと納税するようにつけた美名のことである。

「お子様ランチ」の「お子様」と同じ意味合い。

もちろん、「愛煙家」とおだてられて悦にいるニコチンバカも多い。

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