禁煙の企業・店舗広がる 県認定、1100ヵ所に(徳島)

31日は世界禁煙デー。たばこが健康に及ぼす害が広く認知され、徳島県内で建物や敷地内を禁煙にする企業、店舗などが増えている。

県が認定する「禁煙宣言事業所」は2012年度に368事業所増え、1100事業所に達した。

客離れを懸念して対応が遅れていた飲食業界でも禁煙に踏み切る店が増加し、非喫煙者の支持を得ている店も少なくない。


阿波銀行は1月から全98店舗を建物内禁煙とした。

本店(徳島市西船場町2)では、喫煙室を撤去し、敷地内禁煙に。

行員の禁煙を後押しするため、半年間の禁煙を宣言して成功した人に、健康保険組合が商品券を贈る取り組みも始めている。

ナット製造の西精工(同市南矢三町1)は敷地内禁煙にした06年から社員や家族が参加するパーティーや忘年会なども禁煙にした。

西泰宏社長(49)自らが禁煙を呼び掛けたこともあり、04年の時点で社員の約半数の110人に上っていた喫煙者は、11年春にはゼロになった。

西社長は「たばこをやめなければよかったという従業員はいない。

喫煙スペース管理費などのコスト削減にもつながった」と成果を強調する。

 

少数派とはいえ、禁煙を掲げる飲食店もじわじわと増えている。

徳島保健所によると、管内402の禁煙宣言事業所のうち、飲食店は12年度末で64店。

全体に占める割合は低いが、前年度末に比べて21店増えた。

スイーツ店「chu chu churros cafe」(同市東新町1)は、女性客らをターゲットにしていることもあり、11年夏の開店当初から店内を禁煙にしている。

長谷川友紀店長(32)は「灰皿を求める客もいるが、説明すると納得してもらえる」と話し、客の一人は「たばこの臭いがしないから、スイーツのおいしさがよく分かる」。

 

焼きそば店の突貫亭(同市金沢2)は3年前に全面禁煙に。

「客離れにつながる不安はあったが、特に子ども連れの家族に気持ちよく食べてほしいと思って決断した」と木村俊彦マネジャー(31)。

売り上げ減少は取り越し苦労に終わり、店の方針に賛同する客が圧倒的に多い。

【写真説明】全面禁煙の飲食店。県内ではまだ少ないが、取り組みもじわじわと広がっている=徳島市東新町1の「chu chu churros cafe」

(2013/5/30 14:31 徳島新聞)


【ポイント解説】

JTからタンマリと広告費をもらっている全国紙には、決して書けない記事ですね。

だいたいいまどき、食事中にタバコが吸いたいなんて人は、原発の中で食事をしたい、と言っているのと同じです。

喫煙OKの飲食店の中は、北京の大気汚染が最悪なときのPM2.5の、何倍も汚染されています。

そしていまどき、喫煙者の率はせいぜい2割程度です。

だったら「全面禁煙」を打ち出した方が集客に有利なんて、バカでも分かりそうなことです。

ただ、JT、財務省、政治家、小売店協会などの「タバコ利権」が、それを妨害しているだけなのです。

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