厚生労働省の「最新たばこ情報」によれば、平成23年度の成人喫煙率は20.1%。前年よりも、上昇したそうです。
ちなみに、男性の喫煙率は32.4%、女性は9.7%だということです。
日本人の成人は1億人ちょっとですから、全国で2000万人ほどの「成人」が、いまでもタバコを吸っているということですね。
また、タバコを吸っている人のうち、「やめたい」と思ったことのある人は、全体の6割。そのうち、見事に「禁煙」できるのは、なんと10人に一人くらいだと言われています。
それだけ、「禁煙」をするのは大変ということでしょう。
……な~んて、こういうパターンで始まる「禁煙本」って、本当に多いですよね。
しかし、こんなデータ、本当に信憑性はあるんでしょうか?
仮にデータが正しいとしたって、それが何の役に立つんでしょうか?
本書を手に取ったあなたが知りたいことは、この一点だけでしょう。
「で、どうすればタバコがやめられるの?」
その「やめる方法」だけが知りたいんですよね。
タバコについての統計とか、タバコの歴史とか、そんなことはどうだっていいですよね。
では、いきなりですが、結論から言ってしまいましょう。
タバコをやめるなんて、超カンタンです。
タバコを吸わなきゃいいんです。
以上。
いや、バカにしてるんじゃなくて、本当ですよ。
タバコをやめたいんだったら、買わなきゃいいじゃないですか。
あんな高いもの。
タバコをやめたいんだったら、火をつけなきゃいいじゃないですか。
あんなケムいもの。
タバコをやめたいんだったら、吸わなきゃいいじゃないですか。
あんなクサいもの。
何も、「タバコを吸わなければ殺す」って、誰かに脅かされたわけじゃないでしょ?
ね? そう考えれば、タバコをやめるなんてカンタンじゃないですか。
「だから、それができないから苦労してるんだよ」
そうでしょうね、わかります。
僕もタバコをやめるまでは、毎日タバコ40本を灰にする「TBK40」を続けていましたから。
こんにちは、ニコチン・アンインストール(ニコアン)カウンセラーの、六本木タツヤです。
24 時間でタバコをやめる方法「ニコチン・アンインストール」の考案者です。
いままでインターネットを通じて、何百人もタバコと別れさせてきました。
僕の電話カウンセリングを受けていただければ、1時間でタバコが不要になります。
ニコアンでタバコをやめた人からは、こういうご感想をいただきます。
「まるで、魔法にかかったように」
「タバコがいらなくなりました」
「とっても、楽しいです」
その、「楽しくタバコをやめる方法」を、本書には具体的に書きました。
いますぐ、タバコをやめたい。
できれば、今日中にやめたい。
そのくらいの気持ちがある人なら、それは可能です。
タバコをやめるなんて、カンタンなんですから。吸わなきゃいいんですから。
本書の中心的なテーマは、もちろん「タバコをやめること」です。
でも僕は、もっと大きなテーマに沿って、本書を書きました。
たかがタバコなんか、いつでも誰でもやめられます。
でも、そのためには、あなた自身が「変わろう」と思わなければダメです。
もっと、本当の意味で「自由」に、「幸せに」なろう。
もっと、自分自身を「大切」にしよう。
そして、心も体も、これから大きく成長しよう。
希望に満ちた、新しい「人生」を歩きだそう……。
これが、本書の本当のテーマです。
明るい未来、希望に満ちた新しい人生を思い浮かべれば、タバコごときチンケなもの、すぐにやめられるんです。
逆に言えば、タバコなんかとつき合っていたら、あなたは一生、自由にも幸せにもなれない、ということです。
「いや、俺はタバコ吸ってるけど、じゅうぶん自由で幸せだけど?」
という人もいますが、それは「勘違い」してるだけです。
タバコをやめれば、もっと幸せになれるんですよ。
でも、別にわざわざそういう人にまで、この本を読んでもらおうとは思いません。ぜひ、一生タバコを吸い続けてください。
世の中には、いろんな「禁煙運動」があります。
「受動喫煙防止活動」なんてのもあります。
しかし、僕の個人的な感想ですが、そういう運動って、うまく広がらないんじゃないかと思います。
理由は、
・暗い
・ネガティブ
・つまらない
からです。
要するに、
「タバコをやめれば、こんなにハッピーでフリーな人生が送れるよ!」
という、明るいビジョンがまったく想像できないんですよね。
ただひたすら、
「体に悪いから、タバコやめなさい」
「人に迷惑だから、ガマンしなさい」
って、上から目線で偉そうに、ムリヤリ押しつける、みたいな感じがしませんか?
まるで、タバコを吸う人を、犯罪者みたいに見ていませんか?
僕自身がタバコを吸っていたときは、そう感じました。
よく「喫煙者いじめだ」「差別だ」なんて騒ぐ人がいますが、確かにそういう面はありますよね。
僕は、そういうネガティブなことが嫌いなんです。人間同士が、いがみ合うことも嫌いです。
だから、禁煙団体などにもいっさい属していません。どうせ生きるなら、自由に楽しく、人にも優しく、生きていきたいと思っているからです。
だからこそ、上から押しつける「禁煙」じゃなくて、楽しくチャレンジできる「ニコアン」を考えたのです。
本書は、こんな方に読んでいただければ嬉しいです。
まずは、もちろん「タバコをやめたい」と悩んでいる人。
いままで、どんなやり方を試しても、禁煙できなかった人。
そういう人が本書を読めば、「なぜ、いままでやめられなかったのか」がわかるので、もう明日からでもタバコとお別れすることができます。
しかも、その後はもう二度と、「タバコが吸いたい」なんて思いません。
それから、タバコを「やめさせたい」と悩んでいる人。
たとえばお父さんやお母さん、子ども、夫、彼氏などが、いくら言ってもタバコをやめてくれない。
そりゃそうです。タバコってのは「やめろ」って言われて吸うのが、いちばん美味しいんですから。
または、お医者さんや看護師さん、エステの人など「美と健康」を仕事にしている人にも。
タバコ吸ってる人に来院されたって、治療も施術も限界がありますからね。
そんな人が本書を読めば、「なぜ」彼らがタバコをやめられないのか、その理由がよくわかります。
そして、ニコアンの内容を教えてあげれば、「この人は、私の気持ちをよく分かってくれている」と信頼され、喜ばれることでしょう。
この本は、この世で唯一の、「楽しくタバコをやめる本」です。
難しい顔をせず、肩の力を抜いて、気楽に読んでください。
本書を、この世のすべての「タバコをやめたい方」「やめさせたい方」に捧げます。
「絶対にやめたくない方」には、捧げませんので読まないでください。
そして、これからタバコに興味を持つ中学生、高校生、その親御さんや先生にも。
最後に、家族にも感謝を込めて、本書を捧げます。