「日本ほろよい学会」をご存じですか?
歌人の佐佐木幸綱氏が会長をつとめる学会で、
「ほろよいの極意」
を伝え広めることを目的としています。
すでに秋田・沼津・東京・宇都宮・延岡などでも大会が開催され、
地元の地酒組合とともに、そして若山牧水の歌とともに、
日本酒の美味しさを研究しているようです。
若山牧水といえば、
白玉の歯にしみとほる秋の夜の 酒は静かに飲むべかりけり
かんがへて飲みはじめたる一合の 二合の酒の夏のゆふぐれ
ただ二日我慢してゐしこの酒のこのうまさはと胸暗うなる
など、「酒」を詠んだ歌が多いことで有名ですが、酒の飲み過ぎで43歳で亡くなっています。
そのくらいの酒飲みですから「ほろよい」どころではないと思いますが……。
いずれにしても「ほろよい」という風流な単語と「学会」という厳めしい単語とが同居して、なかなかのインパクトがあります。
私も思わず、入ってみたくなりました。
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さて、世の中には多くの協会・学会があります。
「日本○○協会 会長」
「日本○○学会 会長」
などという肩書きの人も多く、
「さぞ、社会的地位も高いんだろうな」
と思ってしまいます。
が、実はこの協会や学会、誰でも作れるのです。
もちろん、一般社団法人としてビジネスをするのであれば、定款や届け出が必要となります。
が、単に「名乗るだけ」だったら、いつでもどこでも、今すぐにでも可能です。
そして、名刺に「会長」と印刷してしまえば、その瞬間からあなたも「協会の会長」になれるのです。
実際に私も、様々な協会を立ち上げました。
ネーミングのアイデアが湧いたら、すぐさまホームページと名刺を作ってしまうのです。
たとえば、
などを主催していますが、すでに新聞などでも取り上げられています。
また、コンサルを通じてネーミングをボキャブライズしたクライアントさんにも、協会を作ってあげることがあります。
このような協会・学会を立ち上げ、ホームページを作り、名刺を印刷する。
それだけであなたは、周りから一段高く見られます。
有名人・著名人とツーショット写真を撮ることもできるようになりますし、
マスコミからの取材も入りやすくなるのです。
さらに、ビジネスとして成立させようと思うなら、
「許認可事業」
を興して、生徒を集めて授業料をもらうことも可能になります。
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このように、協会を立ち上げるに当たっては、お金も決まりも必要ありません。
ただ一点、どうしても欠かせないものがあります。
それが「ネーミング」です。
協会や学会のネーミングが、分かりやすくてキャッチーであること。
そうでなければ、立ち上げても注目されないので、意味がありません。
もし、いまのあなたにキャッチフレーズやネーミングがあるのなら、
「日本○○協会 会長」
「日本○○学会 会長」
と、名乗ってみてください。
しっくり来る、インパクトがあるようなら、あなたも新聞に載れるでしょう。