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[R] 「Save the Okura」オークラ本館建て替え、海外から惜しむ声「西洋と東洋の完全な調和」

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こんにちは。

全国社会貢献家協会、会長の六本木です。

私たち社会貢献家が、夏にパーティーを開催する、ホテルオークラ。

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国内外から、立て替えのための「閉館」を惜しむ声が上がっています。


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「Save the Okura」 オークラ本館建て替え、海外から惜しむ声 「西洋と東洋の完全な調和」

日本のモダニズム建築の代表格、ホテルオークラ東京本館(東京都港区)の建て替え計画に対し、海外著名人らから惜しむ声がわき上がっている。

8月末の閉館と解体が迫るなか、「Save the Okura(オークラを守れ)」の訴えはやまない。(黒沢綾子)

「将来後悔しないように今、行動を起こしましょう」-。イタリアの高級ブランド「ボッテガ・ヴェネタ」のクリエイティブ・ディレクター、トーマス・マイヤーさん(58)は公式ホームページやSNS(交流サイト)などで世界にこう呼びかけている。

オークラ本館は東京五輪(昭和39年)の2年前、創業者の大倉喜七郎が掲げた「世界からの客人を『日本の伝統美』でもてなす」を理念とし、建築家の谷口吉郎を筆頭に当時の建築デザイン、美術工芸の第一人者を集めて完成。その象徴がメーンロビーだ。「オークラ・ランターン」の名で親しまれる切子玉を重ねたような灯具、梅花のように配された漆の円卓と椅子、「麻の葉紋」の木組み格子…。モダンデザインに和の意匠や素材を取り入れた空間に、マイヤーさんは「西洋と東洋の完全な調和」をみると評価する。

本館は8月末で閉館し、38階建てと13階建ての2棟に一新されて平成31(2019)年春に再開予定。2020年東京五輪を前に、都内では外資系ホテルを中心に新規開業が相次いでおり、老舗のオークラも客室増や快適性の向上で太刀打ちしたい構えだ。

しかしマイヤーさんは「日本のモダニズム建築は、この国の文化や歴史、戦後の創造的精神を反映した唯一無二の存在であり、オークラはその最高傑作の一つ。建設当時の構造を尊重して保護し、その完全性を維持することが極めて重要」と力説する。もちろん老朽化や耐震性の問題などを現代の技術で克服する必要があるが、「未来に引き継ぐことで、世界からその価値が認められる」とメリットを指摘する。

英デザイナーのポール・スミスさん(68)やマーガレット・ハウエルさん(68)らも雑誌「カーサ ブルータス」(マガジンハウス)の公式サイトの特設ページ「なくならないで、私のオークラ」で、保存を願うメッセージを寄せている。米建築家のスティーヴン・ホールさん(67)は「取り壊されるのは悲劇。他の方法を模索して、子供たちに受け継ぐべきだ」と進言。松原亨編集長は「五輪を機会に新しいものを一からつくるのか、文化的背景のある既存のものを保存しつつ使うのか、考える“広場”にしたい」と話す。

米CNNや英ガーディアンなど海外主要メディアも、オークラ本館建て替えのニュースと賛否について相次ぎ報道。米ワシントン・ポスト(電子版)は「この国の“取り壊し”文化の最新犠牲者」と辛口批判し、英月刊誌モノクルは特設サイト「Save the Okura hotel」で署名集めまでしている。

こうした声に、オークラの広報担当は「これほどまでに惜しむ声を頂いていることに心から感謝申し上げます」とコメント。「旧本館ロビーのたたずまいを受け継ぎ、インテリア、装飾なども法律の許される範囲で継承したい」が「解体し現状確認しないと判断できないものがある」とし、建て替え計画自体に変更はないとした。保存を求める海外ファンとは「伝統美の継承」の解釈をめぐり、隔たりがあるようだ。


世界からも認められた、オークラの伝統美。

最後の最後に、思い切り楽しみましょう!