疲れ果てて いることは
誰でも変わりは しないだろう
ところがおいらは そんなことに
病名 求めてしまったのさ
今日の 調子が
そんなにも 大した
不調だとは 思わないが
それでもやっぱり
考えてしまう
ああ この気だるさは なんだ
いつかはどうにか 落ち着こうと
病気の原因 探すだけ
たどり着いたら うつの疑い
そんなことで 安心し
やっと これで
おいらの旅も
終わったのかと 思ったら
いつものことでは あるけれど
ああ この医者もまた
無理解さ
心の中に 壁を立てて
自己満足してる
自分が見える
人の言葉が 右の耳から
左の耳へと 通り過ぎる
それほど頭の中は
かたくなに なっちまってる
今日はなぜか 穏やかで
クスリで落ち着いた
自分が見える
笑樫とりまの「心はクスリじゃ治せない」-【電子ブック版】 |