ちょうど2年前でした。
20数年間付き合っていたあいつと別れたのは。。
街中で堂々といちゃいちゃしている時もありましたし、、
隠れて人目を忍んであっている時もありました。
何度かもう会えないからと別れた時もありましたが、たまらず連絡をとったのは自分からでした。
寒い雪の降る夜にかじかんだ手で会いに行った時もありましたっけ。
一生離れられない。。
誰が何と言おうと、たとえ国中の人が私を責めても、別れることなんて考えられない。と思っていました。
「そんな、ろくでもない奴、早く別れろよ。奪うばっかりで得る物は何もないよ」
二人の関係を知る次男がたまらず私に言ったこともありました。
でも、
毎日のストレスの中、あっている時だけが唯一私らしい時間でもあったのです。
ところが、、、
2年前のあの日、仕事帰りの車の中でふと、、
「もう終わりにしよう」と思ったのです。
自分でもびっくりしました。まさか!って思いました。
でも、終わりにしようと決めたのです。
何日かは、もしかしてまた会いたくなるんじゃないか、
ばったり会ってしまったら私はおかしくなるんじゃないかと、
彼がいそうな場所には近寄らないようにしました。
でも、彼を求めて会いに行こうとは思いませんでした。
特別、我慢しているという感覚もありませんでした。
夕飯の用意をしていてふと思い出すことはありましたが、
それでも一瞬でそれは切ない思いでの残り香というくらいで、
気が狂うこともありませんでした。
1ヶ月後。
彼といて一番楽しかった場所に行くことになったのですが、彼が恋しいとすら思わない自分にビックリしました。
半年後。買い物に行ったスーパーで彼の香りと同じ匂いが横を通り過ぎました。
その匂いを嗅いで恋しいどころか、顔をしかめるほどの嫌悪感を感じたのです。
なんて冷たい女。。薄情者。。あんなに愛し合ったのに。。あんなに愛したのに。。
去年の秋。
彼との別れを体験談として載せたいと、お話があり、
私は全世界のろくでもない奴と付き合っている人たちのお役にたてるのなら、、
とお返事し出版された著書の180ページあたりに私は顔写真と共に名前も載りました。
もう、絶対彼とのよりが戻ることはないだろう。。そう思ったからです。
「そんなことを言ってても、よりを戻すんじゃないの?そんな奴いっぱい知ってるから」
そんなことをいう人もいましたっけ。
今思います。
彼とあっていた時間。彼を求めに行っていた時間。
そして、彼の黒幕に払っていたお金。
なんて、空虚で無駄なことだったんだろうと。。
「禁煙しないでタバコをやめる!ニコアン・セラピー」
に、体験談をお寄せいただいた伊藤 雅恵さんより。
ニコアン2年目のご感想をいただきました。