【ニコアン・トリガー】とは?
聞いただけで、ニコチンをアンインストールできる「言葉の引き金」。
つまり、「タバコがやめられる」ワンフレーズのことです。
今日はこれ。
「タバコとは、タイムカードである。」
私は数年前まで、サラリーマンをやっていました。
多くのサラリーマンは、「タイムカード」で管理されています。
朝、出社してガチャン。
休憩に出るときにガチャン。
戻ってきたときにガチャン。
退社するときにガチャン。
これをもし忘れると?
上司に、怒られるのです。
そりゃ人間ですから、「うっかり」忘れることだってありますよ。
でも、怒られるんです。
業務の内容だとか、クレームが出たとかで怒られるなら、ともかく。
「タイムカードを押し忘れた」
なんて、小学生みたいなことで怒られるわけです。
上司によっては、
「それが仕事」
だと思ってるんじゃないか?
というくらい、いつまでもグズグズ言ってる人もいました。
まあ、上司の立場も分かりますし、ルールも守るべきです。
しかし、私にはこれが苦痛で苦痛で、ほとほとイヤになりました。
その後、会社をやめて独立したわけですが、そりゃサラリーマンの方がいい部分もありますよ。
毎月、自動的に給料は出るし、ボーナスだって出るんですから。
でも、私にとっては、
「もう、タイムカードは押さなくていい」
「自分で、自分の時間を管理すればいい」
というのは、本当に気持ちがいいものでした。
自由と、自己責任。
私みたいなタイプには、そっちのほうが向いているようです。
いま、再びタイムカードのある生活に戻りたいか?
絶対、イヤですね。
….*…..*…..*…..*…..*…..*…..*…..*…..*…. *…..*….
ところが。
人によっては、
「タイムカードで管理されているのが好き」
「自己管理する自信がないので、タイムカードがある方がラク」
「いいじゃん、タイムカードさえ押しておけば、仕事してることになるんだから」
と、思うかもしれませんね。
それはまあ、人それぞれで、いいと思います。
さて、今までの話は「前振り」です。
今回のニコアン・トリガーはこれ。
「タバコとは、タイムカードである。」
そんな感じがしませんか?
なぜなら。
タバコを吸う人は、実に「規則正しい」生活を送っています。
あさ起きたら、まずコーヒーとともに、タバコを一服。
そして、寝る前にも、最後の一服。
これって、まるで「タイムカード」ですよね?
それだけじゃありません。
食事をしたら、タバコを一服=タイムカードをガチャン。
家の掃除をしたら、タバコをガチャン。
駅についたら、喫煙所でガチャン。
電車を降りても、やっぱり喫煙所でガチャン。
仕事に区切りがついたら、ガチャン……。
と、こんな具合です。
しかも、お酒を飲んでるときなんか、10分おきにガチャン、ガチャンです。
これじゃ、とてもじゃないけど、落ち着かないですよね。
まさに、朝から晩まで一日中、タバコというタイムカードを押すように、規則正しい生活を送ってます。
これって、
「タバコに管理されている」
とは言えませんか?
いや、もっと言うならば、
「タバコに支配されている」
と言えませんか?
なぜなら。
本物のタイムカードは、押すのを忘れることはちょくちょくあります。
でも、タバコのタイムカードは、忘れないでしょう!
それどころか、「ガチャン」とやらないと……?
イライラして、そこから先に進めないでしょう!
つまり、タバコのタイムカードは、
「押さずにはいられない」
ということです。
これを「支配」と言いませんか?
まあ、さっきも言いましたが、
「支配とか、管理されてる方がラク」
って人にとっては、この話はピンと来ないでしょう。
いや、中には、
「デスクに座ってタバコ吸ってれば、なんか考えてるフリができるから」
って人もいますからね。
そういう人は、構いません。
これから一生、毎日毎日、朝から晩まで一日も休まず、タバコのタイムカードを押し続けてください。
たとえ会社を定年退職しても、死ぬまで続けてください。
だけど……。
私と同じように、サラリーマンがイヤで、独立起業した人。
自由業で、自分のことは自分で管理し、自己責任で生きている人。
そういう人が、何もわざわざ、タバコのタイムカードを押す必要は、ないんじゃないですか?
タバコなんかに管理されて、支配されて、イヤじゃないですか?
考えてみてください。
「タバコとは、タイムカードである。」
本当の「自由」が欲しい人は、きっとこの一言が、ニコアン・トリガーになるはずです。