日本でたった一人の「ニコアン・カウンセラー」であり、
の著者でもある私・六本木タツヤに言わせていただくならば。
そもそも、
「禁煙に成功する」
って言葉じたいが、矛盾していると思うのです。
「ニコアン・セラピー」の第1章から抜粋します。
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そうです!
あなたが、タバコをやめられなかった最大の原因。
それは!
「禁煙」
という、この言葉にあったのです!
「禁煙しよう、禁煙しなきゃ」
と思えば思うほど、タバコってやめられないんですよ。
逆に、よけいタバコが好きになるんですよ。
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つまり、「禁煙に成功」という言葉には、
「いま現在のところは、なんとかタバコを吸わずにガマンが続いている」
という意味しかありません。
たとえそれが「禁煙20年」とか「禁煙25年」であったとしても。
もしかすると明日、ついにガマンが切れて、
「禁煙20年と3日で挫折」
ということにならないとは、絶対に言い切れません。
つまり「禁煙に成功した」というのは、
死ぬまでタバコをガマンできた
という人だけに、言う資格があるのです。
【60歳以上の医師、半数が禁煙成功- 職員採用に喫煙習慣影響も】
60歳以上の医師の約半数が、禁煙に成功していることが、医師・医療従事者向けサイトを運営するケアネットのアンケート調査で分かった。
全年齢では、非喫煙者は91.3%で、このうち32.7%が過去に喫煙していた。
回答した医師からは、禁煙に成功した体験を患者の治療に役立てているといった声が寄せられた。
ケアネットは8月に調査を実施。
喫煙習慣について、同社サイトの会員医師1000人から有効回答を得た。
60歳以上に限ると、喫煙者は7.7%、非喫煙者は92.3%で、このうち49.3%が「以前、喫煙していた」と回答した。
喫煙者の割合が最も高い年齢層は40歳代(10.2%)、最少は20-30歳代(6.6%)。
自由回答では、禁煙に成功し、禁煙支援に従事しているという医師が、「吸ったことのない先生よりは適切な指導ができると自負している」とコメント。
禁煙歴27年の医師も、「自分の体験を話しながら説明しやすい」との実感を明かした。
一方で、「自分自身もなかなかやめられず、患者さんに駄目ですと言う時に心が痛い」との声もあった。
このほか、「病院は敷地内禁煙だが、院長、副院長が喫煙者のため、職員の敷地内喫煙がしばしば見られ、禁煙対策が徹底していない」といった指摘や、
「経営しているクリニックは全館禁煙で、職員も喫煙者は採用しない方針を採っている」との声もあり、
医療機関の中で禁煙が進むかどうかに、経営者の嗜好が関係する実情がうかがえた。【佐藤貴彦】
この記事の最後には、やっぱり
「嗜好」
という言葉が出てきます。
タバコは、嗜好品ではありません。
「やめたいのに、やめられない」
ふつうそれを「麻薬」と言います。
だけど、タバコを「嗜好品」という人たち。
それは「嗜好」ではなく「思考停止」なのです。