「最善の受動喫煙防止対策とは、タバコをやめさせること」
六本木 タツヤ
(「禁煙しないでタバコをやめる! ニコアン・セラピー」著者)
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タバコは毒です。
タバコの煙には発がん性物質が含まれています。
タバコを吸うと健康に悪影響を与えます。
喘息、肺がん、心筋梗塞や脳卒中などの原因にもなります。
さらにタバコの煙は、周りにいる人の健康を害します。
これを受動喫煙といい、迷惑なだけでなく危険です。
だから、なるべく他人にタバコの煙を吸わせないように、
他人の煙を吸わないようにしましょう。
これが受動喫煙防止の取り組みです。
……と、今回の市民フォーラムの内容をまとめると、
おそらくこんな感じになるでしょう。
しかし、
「タバコは体に悪い」
こんなことは、小学生でも知っている「常識」ではないでしょうか?
そんな「常識」を聞くために、わざわざ長崎まで来る一般人、
特に「喫煙者」が、一人でもいるのでしょうか?
おそらくいないはずです。
多くの人が本当に聞きたい話は、
「タバコは体に悪い」
なんて、分かりきった話ではないからです。
体に悪いと分かっているのに、「なぜ吸ってしまうのか」。
そして、「なぜ、やめたくてもやめられないのか」。
最後に「では、どうすればやめられるのか」。
この3点こそ、喫煙者は聞きたいのです。
しかし、いままでこれらについて、明確に分かりやすく説明できる人には、
ほとんど会ったことがありません。
喫煙者本人が、その人の話を聞いて、
「よく分かりました。今日でタバコやめます」
と、本当にやめさせられることのできる人がいたら、教えてほしいくらいです。
私は、それを1時間の電話だけで実践しています。
しかも、禁煙外来でもやめられなかった人を対象に。
これを「ニコアン電話カウンセリング」と呼んでいます。
ニコアンでタバコをやめた人は3日もすると、こういう感想を聞かせてくれます。
「他人のタバコの煙が、あんなにくさいとは思わなかった」
「いままで他人に迷惑をかけて、本当に反省しています」
と。
つまり、本当に「受動喫煙防止」がやりたいのなら、
タバコの害をいくら訴えても効果がない、と気づくべきです。
いくら放射能の危険を訴えたところで、汚染水漏れを止めないままでいては、
いずれ日本には住むところがなくなります。
同様に、本当に受動喫煙防止をしたいのなら、
「なぜ、体に悪いのに吸ってしまうのか」
「なぜ、やめられないのか」
「どうすれば、やめられるのか」
この3つを理解し、タバコを吸う人の人口そのものを減らしていくことが、
最も確実で簡単、最短な道です。
私はそう信じて、医者でもないのに喫煙者をタバコから解放しています。
今回のランチョンセミナーでは、上記3つの疑問に対する解決策を、
時間の許す限りお伝えできればと思います。
(第14回 全国禁煙推進研究会 主催)
●1時間でやめられるタバコを、
わざわざ7日間もかけてやめたい人に。
●1時間の電話でタバコをやめる!
「ニコアン電話カウンセリング」