【デブアン!】
~デブラウィルスをアンインストールして、やせる生活を楽しむ方法~
●第1章「デブアン」って、なに?
(前回からの続き)
さて、
「我慢せずに、ラクして簡単にやせられる方法はないか?」
と、私は考えました。
人間、我慢したってロクなことはないですからね。
大事なのは、
「どれだけ我慢したか」
「どれだけ努力したか」
ではなく、
「どれだけ結果が出たか」
です。
そして、結果を出すなら、ラクした方がいいに決まっています。
そう考えた私の頭に、ある「経験」が閃きました。
それが「ニコアン」なのです。
「ニコアン」とは?
私が考えた、「ラクしてタバコをやめる方法」です。
私自身が5年前に、一日40本吸っていたタバコを、ひと晩でスパッとやめた方法です。
その方法を私は突き詰め、出版までこぎ着けました。
さらに、協会まで設立しちゃいました。
タバコをやめるのに、我慢なんか必要ありません。
いや、我慢なんかするから、タバコがやめられなくなるのです。
そうやって、タバコを我慢する方法を「禁煙」と呼びます。
禁煙している人は、
「自分がどれだけ我慢しているのか」
を、どや顔で自慢します。
でも、結局はやめられずに、また吸い始めてしまいます。
「我慢やせ」と同じですよね。
我慢するからつらくて、我慢するから失敗するのです。
だけど、タバコをやめるのなんか、超簡単です。
「ニコチン」をアンインストールすればいいのです。
「ニコチン」というのは、タバコに含まれている依存物質です。
これを私は、理解しやすいように、
「コンピューターウィルスみたいなもの」
と定義しました。
コンピューターウィルスに感染すると、プログラムが書き換えられて、バグったりしますよね。
パソコンの動作が遅くなったり、余計なお金を盗まれたりしますよね。
だけど、ウィルスを駆除、つまり「アンインストール」してしまえば、もう二度と問題は起こりませんよね。
まるで、買いたての新品みたいに、サクサク動きますよね。
人間の体、そして心も、これと同じです。
体から、心から、「ニコチン」というウィルスをアンインストールしてしまえば、
「もう二度と」
タバコを吸おう、という気になることはありません。
なぜなら、脳の「プログラム」が、新品になったからです。
いままで一度もタバコを吸ったことがない、そういう人に「生まれ変わる」からなのです。
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と、「ニコアン」については、また後の章で詳しくご紹介します。
が、「やせる」というのも、これと同じだと思いませんか?
「ダイエット」とか「食事制限」というのも、とにかく「我慢」です。
そして、その「我慢」自体がダイエット、というふうに思いこんでしまいます。
つまり、
「つらいのがダイエットだ」
「つらければつらいほどいい」
みたいになってしまい、ひたすらつらくなります。
でも、そんなつらい思い、する必要があるんでしょうか?
ただ、やせればいいだけじゃないですか。
やせるということは、「太るプログラム」を、アンインストールすればいいだけでしょ。
そして「太る」ということは、「太るウィルス」に感染したんだ、と思えばいい。
これを私は、ちょうどニュースで話題になっていた「エボラウィルス」に引っかけて、
「デブラウィルス」
と名付けました。
不謹慎と言われるかもしれませんが、
「エボラウィルスは、遺伝子改造によって製造された殺人目的の人工ウイルスだ」
なんて真顔で言ってるデマ屋よりは、全然マシでしょう。
とにかく私たちは、「デブラウィルス」に感染して、太っているのです。
「甘いものを食べよう」
「脂っこいものを食べよう」
「腹一杯食べよう」
と、プログラムが書き換えられてしまうからです。
それを、いくら「我慢」で抑えようとしても、ムリな話です。
だけど、心と体から、デブラウィルスを「アンインストール」してしまえば、それで一発解決です。
もう二度と、
「腹一杯食べたい」
なんて、思わなくなるのです。
ここから私は、
「デブラウィルスをアンインストール」
「デブ・アンインストール」
「デブアン」
という言葉を発明しました。
その瞬間、
「これでやせられる!」
と確信しました。
なぜなら「ニコアン」で、すでに実証済みだからです。
「言葉」だけで、人間の心と体、生活習慣は、バッチリ変えられるんだ、ということを。
(続く)
【デブアン!】
~デブラウィルスをアンインストールして、やせる生活を楽しむ方法~